慣れ
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クライアントさんと話していて、「私は身体が固いから」とか、「冬は特に寒くて」等の声を良く聞きます。
身体が固いのは筋肉が固まっていたり、関節が固くなっていたり、その状態が当たり前と思い込んでいて柔らかい状態を知らないのだろうと思ったり、
「冬は特に寒くて」、これは冷え症そのもの、ようは血行不良、という状態、毎日の中で少しくらい身体が重くても、痛みがあっても我慢をする習慣がついているせいか、その状態に慣れてしまいそれが当たり前になってしまっている方は多いと思います。
ひどい方は肩が凝っていても解らない人もいます。クライアントさんではないですが、肩首を触らせて頂く機会があり、「凝ってますね~」と言うと「私凝っていないわよ。」という答え、私からするとかなり凝っているのですが…
その凝っている状態が当たり前でその状態に慣れてしまっているのだと思います。
症状はなんとなく身体が重いとか、(人によってはそれも解らない方もいらっしゃいます。)物覚えが悪い、すぐ忘れてしまう、なんとなくすっきりしない、気力がないなど、病気と呼べない症状、良く未病と言いますがそんな状態だと思います。
良い意味での慣れは歓迎ですが、こういう慣れは良くありません。積み重なるとやはり何かしらの形で出てくると思います。それこそ病気、やぎっくり腰、ヘルニア、便秘や更年期障害の症状がひどくなったりします。
今の状態が本当に自分の調子の良い状態なのか?多少の疑問と自分自身(身体も心も含めて)を見直してみることが必要だと思います。調子の良い状態を知ることも大切だと思います。
季節の変わり目でもあります。体調の変化を感じやすい時、暖かくなってきているので、身体も動かしやすくなってくる、軽い運動を含め自分の身体の状態を見つめなおしてみて下さい。